8mmフィルム・16mmフィルム専門業務シネヴィス:フィルムのデジタル化(テレシネ)作業について



 8mmフィルム&16mmフィルム小型映画専門 since 1993
シネヴィス




〒252-0157 神奈川県相模原市緑区中野46-4 電話: 042-780-6288 FAX:042-780-6268
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フィルムのデジタル化(テレシネ)作業について

フィルムに記録された映像が経年変化により劣化していく前にデジタル保存

フィルムは、最高に贅沢で高価な映像フォーマット

  • re_1.pngフィルムは、現在のビデオテープやDVD、メモリー・カード等と違い、大変高価でクオリティーの高い贅沢な動画フォーマットです。
  • 主に昭和時代、映画製作で使用される35mm幅のフィルムを小さく小さくしたフィルムの最小フォーマットである8mmフィルムが、現代のビデオ・フォーマットと同じ感覚で、家庭用の動画フォーマット、いわゆるホーム・ムービとして大活躍しました。8mmフィルムにはダブル8フィルム、スーパー8フィルム、シングル8フィルムの3タイプのフィルムがあります。昭和30年代まではダブル8フィルム(レギュラー8フィルムとも呼ばれていました。)が使用され、撮影に使うカメラもゼンマイ式の国内外のデザイン製の高いクラシカルなカメラが主流でした。
  • その後、昭和40年にコダック社が“スーパー8フィルム“を発売、同年、富士フィルムが“シングル8フィルム”を発売しました。
  • それまでのダブル8フィルムは、リールに巻いた裸のままのフィルムを暗い場所でカメラにセットするというスタイルでしたが、スーパー8フィルムとシングル8フィルムは、予めフィルムが光を遮断したカセットにセットされていましたので、明るい場所でも手軽にカメラにセットして撮影できました。そのような利便性から一気に各家庭での日常の記録に大活躍しました。
  • elmo_sphideluxe.jpgエルモ社のサイレントタイプの映写機しかし、撮影後のフィルムは、今日のビデオのように撮ってすぐに観ることができず、撮影済みのフィルムを現像工場に送り、化学処理を経て、初めて映像を観ることができるものでした。
  • そして、現像から上がったフィルムは、映写機という再生機器で、現代のプロジェクターのようにスクリーンや白い壁などに投影して観ていました。
  • 「動画映像を観たい!記録したい!」と、思っても、そのランニング・コストは、今のビデオとは雲泥の差で、1カートリッジのフィルムの記録時間が8mmシングル8またはスーパー8フィルムの18f/s撮影で約3分20秒と短い上、フィルム代と現像代で約4,000円(現在価格)と、大変高価で贅沢な記録フォーマットとなるわけです。

  • bh_70dr.jpg16mmフィルムは、当時のニュース映像の記録や様々な企業イベントの記録フォーマットとして、時代の貴重な記録映像を残してきました。外国製のベルハウエル70DRやボレックスH16、国産のキヤノン・スクーピックなどのカメラが大活躍し、今でもその映像がデジタル化されテレビなどで永久保存版的な記録映像として放映されています。

デジタルとの共存時代

  • デジタル時代に入り、かつての製造・販売メーカーが、80年代に製造を中止して以来、その後次々とカメラや映写機の修理や消耗品の供給を終了してしまいました。中古映写機を購入してフィルムを観ることもノスタルジックで良いのですが、その面倒な操作やランニング・コストを考えると、少々億劫になります。
  • しかし、有難い事に現代においては、パソコンの普及やデジタルの進歩などで、DVD等のデジタル・メディアに記録したものを手軽に見れる環境が整ってきましたので、映写機を使わなくてもフィルムを特殊装置を使用してテレシネという作業でデジタル変換を行なうことで、いつでも気軽に見ることができようになりました。
  • また今般では、産業・教育・医療等の分野において、フィルムやその他アナログ媒体で保管されている社史、校史、建設技術や医療技術等の記録をデータ化し最良の記録媒体で保存するデジタル・アーカイブ化が進んでおり、「後世に受け継ぐ記録資料」として、常に新しい記録技術に置き換えながら永久的に保存されています。

長年映画フィルム業務に携わってきた熟練技術者が、お客様のフィルムの変換を承ります。

フィルムの定義

  • tc_photo10.png長年映画フィルム業務に精通した熟練技術者が、お客様のフィルムのデジタル化作業をテレシネ専用特殊映写装置と放送用ビデオカメラを使用してフィルムの状態に合わせ1本1本丁寧にデジタル変換いたします。
  • フィルムには基本撮影スピードというものが決まっています。8mmのシングル8フィルムやスーパー8フィルムの場合、1秒間に18コマ/秒または24コマ/秒のスピードでフィルムが進みます。ダブル8フィルムは、16コマ/秒または24コマ/秒、16mmフィルムは、サイレントが16コマ/秒、トーキーが24コマ/秒、9.5mmフィルムが16コマ/秒となっています。
  • この基本撮影スピードがズレてしまいますと違和感のある動作スピードになってしまいますので、変換時においてもフィルム本来の速度を忠実に再現し、フリッカー(点滅現象)のまったく出ない高画質できれいな映像に仕上げます。

経年変化によりフィルムは、日々褪色劣化し続けています。

  • 30年以上も前に撮影され現像に出されたフィルムは、一般的にその保管が難しいため、特にカラーフィルムにおいては、現存するほとんどのフィルムが、経年変化による褪色(ヴィネガー・シンドローム)という現象が起こり、赤味や青味の強い映像に変化してしまっています。
  • 褪色状態は、当時の現像方式等によっても事なります。
  • 褪色したフィルムは、その度合いによって簡単に補正できるものから、すでに色抜けがしてしまっていて補正困難なものまで様々です。
  • テレシネ後にコンピューター内で色の調整を行う色補正を行いますが、前述の通り、フィルムの褪色状態に応じて30〜60%の色の再現が可能で、弊社サービスをご利用いただいているお客様にはそのコストと仕上がりクオリティーの面からとてもご満足いただいております。

  • ▶さらに高精度なテレシネで色の再現を望まれるお客様へ
  • フィルム業界最高画質を誇る高精度HQテレシネでは、経年変化で褪色してしまったフィルムも
  • 仕上げのHQテレシネにより劇場・市販ソフトレベルの映像をご提供いたします。経年変化により褪色してしまったフィルムも、パソコン・ソフト使用による色補正は約20〜30%の復元が最大ですが、劇場・市販ソフトレベルの専用カラー・コレクター装置を使用することにより、少しでもフィルムに色が残っている状態であれば、約80%の色の復元が可能になりますが、費用は通常のテレシネ料金に比べ大変高価です。
  • HQテレシネ料金に関しましては、素材フィルムの状態に応じて、フィルムクリーニング料、修繕料、色補正料(ダヴィンチ使用)、DVD制作料等、ご要望に応じて別途お見積りさせていただきますので、まずはご相談ください。

弊社のテレシネ作業について

フィルムでの自主作品を制作を志す若者たちの製作費事情に合わせた価格帯

  • テレシネの作業は、一般的なビデオテープのダビングとは違い、大変な手間と技術、そして高精度な装置を要します。作業中は、常にフィルムの状態を監視し、劣化状態がひどいものや、露出オーバー気味の映像の補正など、様々な状況に応じ、その都度手動で調整を行ないながら最良の映像を提供できるよう作業を行っています。
  • 通常作業にかかる時間は、素材フィルムの記録時間の約3倍〜5倍の時間ですが、フィルムの状態によってそれ以上の時間がかかります。
  • そのため、作業単価も機器to機器のダビング作業に比べますと費用のかかる作業となってしまうわけです。
  • 長年、シネヴィスには映像制作を志す若者がたくさん通っており、パソコンの普及により作品もデジタル編集を完成させる工程が増えてきました。その制作過程においてフィルムをデジタル化する工程が必須となりますが、この作業はもともと大変高価な装置と熟練技術を要するため、その作業料も必然と高くなります。若者にとってはこの時点で費用を捻出できず製作が中断してしまうことが多かったため、シネヴィスではその製作を中断せず作品を最後まで完成させ、各地の映画祭やフィルムコンペで作品を上映する機会を手にして欲しいと思い、創業当初からずっとこのテレシネ作業を自主制作支援の一環としてできる限り安価に抑えるよう努めてまいりました。
  • ただし、価格は抑えても作品にかかわるテレシネには要求も大変シビアなものが多く、その都度、装置の開発改良を繰り返し現在に至っています。
  • 以上のような、ローコスト&ハイクオリティなテレシネは、映画、テレビ、官公庁及び民間企業、図書館、教育、医療機関等の貴重なフィルム資料はもちろん、一般個人のお客様の記録映像まで、日本全国のお客様にご利用いただいております。
  • テレシネ作業についてご不明な点やご質問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。フィルムに精通した技術者が、お客様のご質問にわかりやすくお答えさせていただきます。

Real_col_Attention.pngフィルムの保管方法とご注意

  • 映画フィルムや写真フィルムは、アセテートやポリエステルのフィルム上に光に反応する化学乳剤が塗布されています。
  • また、オーディオ用磁気テープやビデオテープも同様、フィルム上に酸化鉄が塗布されておりますので、どちらも熱による経年変化で収縮変形が予想されるとともに、温度上昇が激しい場合は、乳剤の液状化に至り、映像や音声が消えてしまいます。
  • 特に映像フィルムの場合は、温度上昇でビネガー・シンドロームと呼ばれる現象が起こり、カラー・フィルムにおいては、徐々に褪色が進み最終的に真っ赤な色になってしまいます。この時、乳剤が化学変化して酢酸化することにより酸っぱいニオイが発生します。これをくい止めるには温度と湿度の管理をきっちりしなくてはなりません。常温状態での湿度管理だけでは、カビ対策にしかなりません。常に10度前後(+−数度)、湿度20〜40%を維持しない限り長期保存は不可能です。
  • すでに酢酸臭のするフィルムは、年に1〜2回フィルムをケースから出し、日陰の風通しの良い所で半日ぐらい放置しガス抜きをし酸化の進行を遅くしなくてはなりません。
  • ※戦前の可燃性フィルムの場合は、常温でも発火する危険がありますので、すぐに別の媒体に変換され、フィルムを破棄された方が良いと思います。

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